不妊治療に関する基礎知識

不妊症に悩む人が増えている

少女期から成熟した女性の体になったことを示す初潮。初潮を迎えることで女性の体は妊娠可能だというサインにもなります。しかし、残念ながら性成熟した男女でも確実に妊娠するということではありません。現在問題になっているのは、不妊症に悩む夫婦の増加でしょう。2006年6月に公表された国立社会保障・人口問題研究所の「第13回出生動向基本調査」では、今年から「妊娠・出産にかかわる健康に関する事項」を作り既婚女性の健康問題を調査しています。妻の年齢が50歳未満の全国の夫婦に対して行った調査では、「不妊の心配をしたことがある」もしくは「現在心配している」夫婦は、回答者の25.8% になり、30代の夫婦だけの回答を見ると、約30% にも上ります。子供のいない夫婦対象の調査では、半数の夫婦が不妊症の心配をしていることがわかります。不妊症の原因は、どうしても女性だけにあると思われやすいものですが、男性にも原因があることが多くその比率は大体半々くらいです。

しかし、昨今の現象である女性の晩婚化は、生殖可能な期間を短くさせてしまい、妊娠・出産についての問題が起きやすい状況を作っているのは否めません。また、男女とも過剰な労働によるストレスや、生活習慣病、クラミジアなどの性感染症も不妊症が増えていることと無関係ではないと指摘されています。