不妊治療を始めるにあたって、どのくらいの費用がかかるのかは、多くの人の心配事だと思います。経済的な負担があまりにも大きくなると予測される場合には、不妊治療を行う上で選択しなくてはいけない場面にも遭遇するでしょう。一般的に不妊治療は、高額が必要だというイメージがありますし、高度な治療を受けた人の話がクローズアップされがちなので、そのような覚悟を持ってしまう人がいるのも否めないことです。
しかし、不妊治療を行う上で必要な検査の多くは、健康保険が適用されますし、タイミング療法もまた健康保険を使うことができます。
女性が受けるホルモン検査、クラミジア抗体検査、卵管造影検査は、すべて健康保険を使うことができるので、支払いは健康保険の自己負担内ということになります。
またタイミング療法を行うために必要な、経膣超音波検査や排卵誘発剤の使用は、月に3回までという制約はありますが、これも保険が適用されますので、金銭的な負担はそれほど高くないでしょう。また男性の場合、精巣の診察や精液検査、精巣の超音波検査、ホルモン検査などは保険の適用範囲になります。ただし、染色体の検査や抗精子抗体検査は自費だったりと、男女とも保険が適用されない検査もあります。
しかし、腹腔鏡を使ったものなどは、保険が適用されても自己負担額は決して安くはありませんし、体外受精や顕微授精の高度生殖医療は自費になります。
