タレントの向井亜紀さんが2002年に代理出産をしてもうらため、アメリカへと向い、代理母による出産が無事に済み、娘を得たというニュースはまだ記憶に新しいことでしょう。向井さんは、子宮頸ガンによる子宮全摘出手術を受けましたが、卵巣から卵子を採取することは可能でした。代理出産とは第三者による出産で、夫婦の受精卵を第三者に着床させて妊娠経過後出産するケースや、夫の精子と他の女性の卵子を人工授精させ、それを代理母に着床し出産してもらうというものもがあります。向井さんの場合は前者にあたりますが、出産が不可能な女性が子供を得るための手段としては賛否両論の部分がまだあるようです。アメリカでは、すでに法や制度の上でも整備されておりビジネスとしても具体的にモデル化されている反面、国内では、生まれた子供の戸籍問題などが依然として残っています。向井さんのケースでは、遺伝的には夫婦の子供であることにはかわりがないものの、子供は戸籍上アメリカ人女性が産んだ子供を養子にしたという状態です。この戸籍問題についての判決は記憶に新しいところです。
また、男性の精子バンクというのも、不妊治療の解決の手段として選ぶ人もいます。欧米で注目された非婚姻による妊娠だけを望む女性の需要を満たすための要素というよりも、国内では夫側に受精能力がなく非婚姻者との人工授精の一つとして、精子バンクの利用が行われているのが一般的です。
